2006年08月24日

グロソブvs.外貨プラス

「毎月、分配金が得られる」というニーズとは裏腹に、資産形成の側面からは、メリットがないといわれる商品にグローバルソブリンがあります。外為どっとコムでも、毎月分配金が得られる外貨プラスという商品がありますので、これら二つの分配金を比較してみることにしました。

手元に500万円があったとします。これを元手にグロソブを買った場合と外貨プラスの豪ドルを買った場合を見てみましょう。まずグロソブです。

■グローバルソブリンの場合
1口9800円だとしたら、510口が買えることになり、1口あたりの分配金を40円とするならば、毎月2万400円が手元に転がってくることになります。一年間では24万4800円。基準価額が変動しないとすれば、年利回りは、4.8%になります。

■外貨プラスの場合
1口25万円ですので、20口が買えることになります。外為どっとコムに提示されている外貨プラス用のスワップは92円ですので、一日あたり1840円、30日で5万5200円が手元に転がってきます。為替に変動がないとすれば1年365日では、67万1600円となります。年利回りは、13.4%になります。

ざっと並べてみると、こんな感じ。

グロソブ  20400円/月 244800円 4.8%
外貨プラス 55200円/月 671600円 13.4%

投資している対象がまったく違うので、比較するのもどうかとは思うのですが、分配金による年利回りだけに注目すると、グロソブよりも外貨プラスの方が2.8倍も有利だということになります。

外貨プラスのスワップは、通常の為替取引である外貨ネクストの70%程度に抑えられているので、「毎月の分配金が欲しい」「ポジションを決済しないでスワップが欲しい」といったニーズがない限り、手を出す理由はないと思っていましたが、グロソブよりも利回りが良いということだけは分かりました。

一方のグローバルソブリンは、海外債券に投資する投資信託です。利回りは確かに低いのですが、比較的安定した商品なので、難しくて危なっかしそうに見える外国為替証拠金取引よりも選ばれる理由があるのかもしれません。

500万円あれば、毎月2万円だとか5万円だとか入ってくるのは羨ましいですが、500万円あっても金利生活には遠いようです。2000万円を外貨プラスで運用して毎月20万円。年金と合わせてやっとこさ生活できるようになるレベルでしょうか。全額を外貨プラスに突っ込むのも現実的ではないしなぁ。
posted by ねこすけ at 12:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 外貨投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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