トータルリターンは、1年で14.9%。信用リスクの低いAAAクラスの債券に投資するグローバルソブリンは、同10.53 %になっています。野村アセットマネジメントのハイ・イールドボンドの説明では、利回りに4%ほどの差があると書かれていますので、相場というものかもしれません。
ハイ・イールドボンドの利回りが高いのは、BBB格の債券に投資するから。つまり、あまり信用の高くない債券を買うので、その見返りとして、高いリターンを要求するというものです。「債券の利息や元本の支払いが、あらかじめ定められた契約通りに履行されない」という債務不履行の恐れがあります。2001年12月に、アルゼンチンが債務不履行(デフォルト)に陥ったことは、当時なんのことか分かりませんでしたが、記憶には残っています。きっとアルゼンチン債を買っていた人は、紙くずになったとかそういう影響がきっとあったのでしょうね。
なぜいま、ハイ・イールドボンドに手を出すのか? 利回りが相対的に高いからという話しはもちろんあるのですが、デフォルト率が低い水準で推移しているという相対的な安心感があるのではないかと思ったのです。
デフォルト率というのは、「過去1年間にデフォルトしたハイ・イールド債の元本額」を「同時期のハイ・イールド債市場の平均残高」で割ったものだそうで、3%前後で推移しています。信用が相対的に高まっているということは利回りも下がっていることになるのですが、別の言葉で表現するとAAA格とBBB格の信用の差が縮まっているのではないかと考えました。
グローバルソブリンもそうですが、ハッピークローバーなどAAA格の債券に投資するファンドの成績(基準価額)は、最近あまり芳しくないように感じています(数値で判断できないところが素人ですね)。ならば、投資の絶対額はAAA格の債券ほどには突っ込めないけれど、利回りの高いBBB格の債券に投資するのも悪い判断ではないのではないかと思ったのでした。


